井の頭公園みたいな所のそばにある集落。
私とその仲間達は小さな白い子犬を拾う。
子犬を抱えて私たちは集落を歩く。
さっきまでいた人達がいない。人が消えてる。
向こうから人が走ってきた。もうすぐ地球が消えるらしい。
私達は走った。子犬を抱えて走った。
走ってる途中、研究室の女の子がザイルを使って大きな木に登っていた。
山が大好きな子だったから最後はせめて木に登って終わりたいんだな、と思った。

子犬の手足が妙に柔らかい。大丈夫だろうか。