暗い建物の中、私は何故か追われている。どうやらここはビルのよう。私は迷路のようなめちゃくちゃ広い女子トイレに身を潜めている。敵がきた。通りすぎたのを見計らって飛び出し、走りだす。トイレを抜け、電源の入ってない暗いゲームセンターに駆け込む。見つかった。私は窓から飛び降りる。外は明るい。そしてうちの犬と合流する。
「あのごみ捨て場にある毛布にもぐり込もう」
犬とダッシュでもぐり込む。敵にはばれてない。
もしかして、犬のしっぽが毛布からはみ出してたりはしないだろうか。そんな不安が頭をよぎり、私は犬が暴れないようにしっぽを押さえる。そしたら急に犬が
「僕の特技はバク転だよ!」と言って、毛布から飛び出しバク転をする。まずい、見つかった。私たちは毛布を捨てて駆け出し、近くにあったバンに乗り込む。
「犬、乗れ!」
ペーパードライバーの私がハンドルを握り、予期しない急発進急ブレーキで追手が蹴散らされる。さらに対向車線を逆走。犬は先ほどのバク転で体力を消耗したようで、後ろの席でしゃがみこんでいる(犬が寝る体勢)。すぐに対向車がやってきて、ヤバイ、ぶつかる!と思った瞬間に車はガードレールを破り、10m下の草原へ落下。このまま死ぬのか、と思った時に神風が吹き車をふわっと翔ばす。奇跡に感動しつつ私たちの戦いはこれからだな、なんてことを考えながら後ろの席を見る。犬は疲れて寝てしまったようだ。私はそっと、布団(のようなもの)をかける。そして再びハンドルを握る。



という今日の夢。