私がバレンタインデーにチョコをあげたなんてのは父親と幼なじみの稔君兄弟にしかないのですが、貰ったことは何度かあります。中学生の頃12人に貰ったのが最高記録です。頂いた物はいろんなチョコ、マフラー、ドーナツ、チーズケーキ(ホールで!)、ライチ酒、ルパンのキーホルダーでした。帰って妹に見せびらかしながら食べたのですがチーズケーキで気分が悪くなり残りをあげました。その日の夜、いつものように寝ていた私は突然目を覚ましました。今何時だろう、とエアコンのタイマーの光を眺めていました。すると急にキーンと耳鳴りが始まり、足がガクガク震え始めました。何か変だと思い起き上がろうとすると体が動きません。これは夢か、それとも現実か、そう思っているとなんだかいやな汗が出てきて胸のあたりが苦しくなるのです。怖い、そう思いながらも薄目を開けてみるとなんと私の体の上に黒い影がいました。首を絞めてきます。なぜか直感的に男の人のように感じました。苦しい・・・そう思って耐えていると私はいつの間にか眠ってしまいました。翌日は普段どおり学校に行きました。貰ったチョコの中に怨念でも込められていたのでしょうか。呪いでしょうか。あれ以来たまに金縛りに襲われます。聖バレンタイン